普段使いに便利そうな、Illustratorのアピアランスをまとめてみました。
グラフィックスタイルに登録しておけば、すぐに適用できて便利です。クリスタ関係なくてすみません。
※自分は古いバージョン(CS5)の化石級Illustratorを利用しています。32bit。。。説明のUIが古いですがご了承ください。
アピアランスの基本
アピアランスは修正に強いから、見出しなど、統一感を出しながら定期的に更新をする場合などに便利ですね。
基本操作
アピアランスの基本的な使い方は、下記のサイトで分かりやすく紹介されています。
イラストレーターといえばアピアランス!とまではいきませんがそれくらい重要な立ち位置にいる機能だと思います。イラレのアピアランス、機能と使い方の基本を分かりやすく紹介しました。 イラレのアピアランスを使って作業効率アップ!機能と使い方紹介 | DESIGN TREKKER - DESIGN TREKKER(デザイントレッカー) |
アピアランスまとめ
具体例と使い方をいくつかご紹介します。
詳細な方法は、各参考欄にある情報元さんをご覧ください。
版ずれ
版ずれのようなアピアランスです。色々応用できそうです。
方法
見本では、線の座標を左上へずらしています。
- 線と塗りを設定>
- アピアランスのfxボタン(以下、fx)>パスの変形>変形>移動
参考
文字タッチツールで作る、ガーリーなカラフル版ずれ文字 | 鈴木メモ - suzukimemo.com |
光沢・ハイライト
文字にハイライトを入れて光沢感を出すアピアランスです。
アピアランスの「ガウスぼかし」や「ドロップシャドウ」を追加してもいいかもです。
方法
- ハイライト用の線を追加>
- fx>パス>パスのオフセットで−の値を設定>
- fx>パスの変形>変形>移動>1コピー>
- fx>パスファインダー>背面オブジェクトで型抜き(順番は変形の下に配置)
あとは、線の先端と角を、角丸にしました。
参考
凄すぎ。もっと複雑なものも紹介されていますので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
立体感
3Dっぽいアピアランスです。
方法
長いので端折りますm(_ _)m。不明な点は参考サイトさんをご覧ください。
設定はこんな感じ。
- 準備として、斜めに伸びてるブラシを作成(立体感用)>
- ブラシ>新規ブラシ>カリグラフィブラシ>
角度をつけて、太めの線に設定。 - 線と塗を設定したテキストを用意>
- 立体感を出す部分ために線を追加>自作のカリグラフィブラシを設定>fx>変形で位置調整>
- 全体を縁取るための線を追加>先程の自作ブラシを設定>
- fx>オフセットで+の値を設定>fx>変形で位置調整>
- 今回は青い部分(外側)をオフセットで大きくしたけれど、白い部分(内側)をオフセットで小さくした方がいいと思います。
自分は更に、線色にドットのパターンを設定したものを追加しています。ドットの色は再配色で変更しています。
参考
Illustratorのアピアランスを使うことで「変更や修正がしやすい」ロングシャドウアイコンの作り方を解説します。 Illustratorのアピアランスで「変更に強い」ロングシャドウアイコンを作る(サンプ... - DTPサポート情報 |
吹き出し
↑グループ化したパスにアピアランスを適用しています。パスファインダーで合体させているわけではありません。(Altを押しながら合体する方法も修正に強く便利ですが、この方法も便利です。)
方法
- 「プロファイル:▶」の線を作成(塗りは無し)>
- 円と重ねグループ化>
- グループ化したオブジェクトに塗りと線を設定
参考
寸法線
同じ線幅の線を2つ追加し、異なる設定を追加しています。
これはアピアランスとほぼ関係ないです。もっと早く知りたかった。。。版下の作成などに便利そう。
方法
- アピアランスで線を2つ追加>
- 線の1つに矢印「←→」の設定>
- もう1つの線には矢印「||」の設定>先端位置を変更
参考
その他
アピアランスでこんなリアルなクッキーが!有料の記事ですが、気になる方は覗いてみてはいかがでしょうか。
別のファイルで呼び出す
作成したアピアランスをグラフィックスタイルに登録しておけば、別のファイルで呼び出して適用できます。
もっといい方法もあるかもですが、自分はこの方法で呼び出しています。
- グラフィックスタイルにアピアランスをドロップ>
- グラフィックスタイルライブラリを保存>
- 呼び出す場合:ユーザー定義から保存したスタイルを呼び出す
参考)Illustratorでグラフィックスタイルを保存して、別の書類でも使用したい | Too クリエイターズFAQ | 株式会社Too
感想
どれも実用的で自分には思いつかないものばかりでした。プロは偉大ですな。頭良すぎて脱帽です。
この記事に関係ないけど覚え書き